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MDKゆいこのゴリ押し日記

MDKゆいこがめちゃめちゃゴリ押すブログ

【書籍紹介】君の名は。関連2冊

みなさんこの寒い秋、というかもうほとんど冬レベルですがお変わりなく過ごされているでしょうか。

お久しぶりですMDKです。

 

長らく更新が止まってしまい申し訳ありません。

 

 

今回は秋、読書の秋ということで本を読んだのでそれらをご紹介しようと思います。

まず1冊目はこちら

 

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みなさんもう観ましたか?君の名は。

まぁもう観てますよね。

 

僕も公開から少し遅れはしましたが観ました。

普通に面白かったです。

個人的に新海誠作品というと"秒速5センチメートル"のイメージが異常に強く、ある種トラウマのようなものを植え付けられていたため

「あぁこれもあんな終わり方なのかなぁきついなぁ」

とか思いながらラストの10分くらい椅子に腰が付いているか怪しかったのですが、あぁいう形で終わってくれて非常に安堵しました。

 

僕の周りでは君の名は。からの秒速を初視聴するムーブをするプレイヤーが多くて実に萎えているのをよく見かけますので、自分は秒速から観れていて幸せだなぁと感じざるを得ません。

 

さて内容は確かに面白かったのですが、2時間余りのアニメーションにまとめようとするとどうしても疑問が残るものです。

実際、原作を知る作品の映像化がなされた際に「あれカットか〜」とか「あのシーンないのか〜」とかは身に覚えのある事と思います。

 

その疑問を払拭するべく今回僕は小説版を手にしました。

普段から余り本を読むような人間ではないので買ってからも多少開くのに時間を有しましたがいざ開いてみるとするりするりと進んでいき難なく読破。

 

 

はしたもののこちらの小説は単に"映像の文字化"がされたような物であり

登場人物の心情や、携帯の日記やノートのメモに書かれた文章を事細かに知る事はできたのですが僕の疑問とする核心に迫ることはできませんでした。

それもそのはずで、これは"原作"のくくりに属するものではなく、映画の作成と並行かちょっと遅れて執筆し始めたものであるらしいため致し方ないと言えます。

 

あまり良い印象ではないような書き方ですがしかしながらそんな事はなく

映像からこの作品に入っているが故に文字から景色への脳内変換は容易で、また作中のRADWIMPSによる挿入歌の歌詞から引用したような表現を用いられている事で自然とそのシーンにその音楽を被せながら読む事ができるため、"映画の余韻の延長戦"を楽しむ事ができました。

映画良かったなぁと思ったら、また一度この本を読む事であぁやっぱり良かったなぁと感じる事ができる事でしょう。

ただそれ以上でも以下でもありません。

 

 

そんなこんなでまた月日が流れ、抱いていた疑問も多少薄れていった頃もう1冊の本を手に取る事となります。

 

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君の名は。Another Side : Earthbound

と銘打たれたこの一冊は、小説版を購入する際に隣に置いてあった為とりあえず一緒にカゴへと突っ込んだもので

まぁなんか糸守町での一日とか書いてるホンワカしたスピンオフかなんかかな〜

程度の考えだったのですがこれこそが核、僕への回答でした。

 

内容は4章に分かれていてそれぞれ1人のキャラクターに焦点を当て、そのキャラクターの主観で文字が進んでいきます。

 

まず1章目が瀧から見た糸守町。

つまり瀧in三葉の状態の時の話です。

これは瀧から見た糸守町がどう映ったのかという事と同時に、周りの反応から瀧が自分が入っている三葉という人物について知っていく過程が書かれます。

 

2章目は土建屋の息子、勅使河原の話。

地元に根をはる土建屋の跡取り息子として自分はこの町からは出られないという環境を恨むでもなく、ならこの町を"出たいなんて思わないような町"にしていきたい、自分は土建屋だからそれが出来る、という前向きな考えは非常に好感を持てました。

作中ではあまり思いを口には出さない彼でしたが、彼の登場するシーンにおいての彼の心境はここでほぼ描き尽くされており、「言っちゃえばいいのにな」とどこかもどかしさを感じざるを得ません。

 

そして3章目が三葉の妹、四葉の話。

僕はこの作中で一番のパワーキャラクターは四葉だと思っており、キャラランクでも作成しようものなら問答無用でSを与えようと感じているほど好きなので実に素晴らしい一章でした。

子供なのにしっかり者で、だけど考え方は年相応な部分もあって、それ以上に臨もうと奮闘するのが可愛いし、オマケに訛り言葉付き。

しっかり対策しないと一瞬で持って行かれる。S+でもいい。

 

さて極めつけが最後

まさしく待ってたのが最終章、宮水俊樹と宮水二葉。

つまり三葉、四葉の両親の話が馴れ初めからスタートします。

 

この話は作中では瀧がご神体にて口噛み酒トリップをして吸い込まれていく際に少しだけ映されていましたが、あんな数分では済ませない濃い濃い話でした。

悪者のように描かれていた彼でしたが今はもはや同情すら覚えるレベルにあります。

この章、というかこの本の最後も、映画と同じく三葉in三葉による二度目の町役場来訪の力強い挿絵で終わるのですがそれこそがもう完全な回答であり、欲しかったハズのその後の内容うんぬんなんかはもう必要ありません。

実にスッキリした終わり方でした。

 

 

 

さて、この2冊を読んだ後先日二度目の視聴をしてきました。

ここまで読んでしまうともはや再び原点での完結は必須だと思い立ち即座に足を運んだ次第です。

まず映画を見て、それを書籍で補完して、再び映画にて完結させる。

この2度目の映画では見方が180度変わりますし実に同じ作品で3度楽しめたという事になります。

 

そして3度とも四葉ちゃんに持って行かれました。

SSランクでもいいかな。